新しい仲間が増えました!今回は、アンカースターに加わったばかりの新メンバー3名をご紹介します。それぞれのユニークな経歴と、アンカースターに来るまでのストーリーを、カジュアルなインタビュー形式でお届けします。
1人目:Camille Cheang/ カミル チェアング
Anchorstar English(参考:「疑似体験:Anchorstar English」) の2人目のコーチとしてジョイン。フィリピン・マニラ出身。企業のサステイナビリティをサポートするコンサルティング会社でプロジェクトマネージャーとして経験を積んだ後、上智大学大学院・地球環境学研究科に留学。卒業後も日本に留まり、大学教員として英語を教えることで、人を助けること、教育の楽しさに目覚める。
Q. アンカースターに来る前はどのような仕事をしていましたか?
フィリピンにあるサステイナビリティコンサルティング機関で、プロジェクトマネージャーとして働いていました。クライアントの持続可能性の目標を達成するための戦略を考えたり、クライアントがお客様にそれをどう伝えるかをサポートする仕事をしていました。
Q. そこからどのようにして英語の講師になったんですか?
プロジェクトマネージャーとして何年か働いていた時、仕事もとても楽しくて、生活にも友達にも、人生で起きていることすべてに満足しているような気がしていました。でも、まだ若いのに満足しすぎていることに不安になって、新しい環境に身を置こうと留学を決意しました。元々、アニメなど日本のカルチャーに興味があったので、日本に行くことを決め、上智大学の大学院に留学しました。大学院では、人々が持続可能性についてどのように考え、行動するかについて社会学的な観点から研究したくて、 地球環境学研究科に入学しました。
その後、フィリピンに帰ろうとした矢先にコロナウイルスが流行し、帰国しにくくなってしまったので、日本でそのまま働くことにしたんです。今までやって来たことに固執せず、色々なことにチャレンジしたいな、と思っていた時、たまたま大学の教職の募集を見つけて挑戦してみました。
そして、実際にやってみたらとても面白くて。私がこれからやりたいことの一つは、人々の成長を助けて、人々が夢を実現するのをサポートすることだと気がつきました。
Q.どのようにしてアンカースターにたどり着いたのですか?
改めて自分自身にチャレンジしたくなって、とにかくいろんなチャンスを探し続けていたんです。そしたらアンカースターの求人広告にたどり着きました。「平日の一般的な勤務時間内にビジネス英語を教える」という点がとてもユニークだったのと、英語教育以外にも様々なビジネスをやって、とてもワクワクしたことを覚えています。会社のウェブサイトをチェックしてもいまいち何をやってる会社なのかわからなくて、でもそれが面白くて。とても気になって、面接プロセスに応募しました。
Q. まだ入社してから1ヶ月も経っていませんが、今のところアンカースターでの経験はいかがですか?
まだ会社のことを学んでいる最中ですが、とても面白いです。特にミーティングの仕方が独特で、まるでキャンプファイヤーをしているかのようにたくさん話します。常に自分たちの目的や、なぜこれをやっているのか、というところに立ち戻って、時にはアジェンダを全部無視して本質的なことを永遠と話したりします。でも、そこから新しいアイディアに繋がっていく過程がとても面白いなと思いました。
英語のことだけでなく、日本の未来のことなど様々なことについて考え続け、議論している環境から、色々なことを学んで吸収しています。
Q. 最後に、Camさんの人生のハイライトを教えてください。
大学の卒業旅行として、25日間アメリカの西海岸から東海岸までいろいろな場所を訪れたことです。仲の良かった友達と、アリゾナのグランドキャニオン、ニューヨークのタイムズスクエア、フィラデルフィアでのビヨンセのライブや、ブロードウェイのミュージカルなど数え切れないほどのアクティビティをしました。この旅で出会ったレストランのスタッフ、ツアーガイドなどの見知らぬ人たちがとても親切で、色々な人の話を聞けたことがとても幸せでした。旅の後、私自身についても、友達についてもたくさん知ることができました。
友達とこんな旅行ができるのは、次はいつになることやら。
2人目:今村 祐介/ Yusuke Imamura
講談社からアンカースターに出向中。新卒で講談社に入社。漫画編集部で少年漫画から青年漫画まで(ギャグ漫画からヤンキー漫画まで)様々な作品の編集に携わる。編集者は黒子であるべきという考えから、顔出しはNGとのこと。
(かえって目立っている気がしますが、とってもイケメンなので気になる方はアンカースターに遊びいらしてください。)
Q. 講談社ではどのようなことをしていましたか?
講談社に新卒入社してから14年間、ずっと漫画編集をしていました。漫画の編集はとても楽しい日々で、他の仕事をするイメージは全く浮かびませんでした。
Q. どうやって漫画編集者になったんですか?
実は元々は漫画編集志望ではありませんでした。就活活動をしている当時は、典型的なサブカル背伸び大学生だったので、とにかくお洒落なものと関われそうな仕事を模索していました。特に雑誌が好きだったので、本当はファッション誌の編集者を志望して講談社にエントリーしました。
ところが、いざ入社してみたところ、まさかの漫画編集部配属です。「なぜだ!」という気持ちもありつつ、漫画も結構好きだったので「まあ、やってみるか」と、ゆるい感じで流されました。でも、行ってみたら漫画の現場はとてもアツかったです。
でも、ファッションへの憧れは今でもあります。僕の人生は露骨にダサいスタートで、大学生になってから猛烈な憧れで背伸びをしたので、その瞬間最大風速を見抜かれていたんでしょうね(笑)。そんな感じで、人事の方が漫画編集の道へと導いてくれました。
Q. 漫画編集の面白いところはなんですか?
いざ配属されてみると、知的好奇心をくすぐられることの連続だったんです。「おもしろい」をどう創っていくか、天才たちの思考にたくさん触れられる。そして作家さんはもちろん、先輩編集者たちもそのノウハウを積み上げていて、たくさん仮説や言葉を持っている。
どう面白くするかを模索して、実際に面白くなる過程を体験できることがなにより面白かったです。みんな「もっと面白くできるはずだ」という「もっと」「もっと」を締め切りまでやり続ける感じです。そういう意味では、アンカースターが理念として掲げている「Envision More(もっと想像する)」に通ずるものがあると思いました。
Q. 出向に至ったきっかけや経緯も教えてください。
ある日、社内のすごく偉い人に突然呼ばれて出向を打診されました。「行ってみてよ」みたいなラフな感じで。自分はずっと漫画編集の仕事だけやるつもりでいたので、青天の霹靂でした。サラリーマンだから断るという選択肢はないのですが(笑)、かなり葛藤はあったと思います。チャレンジさせてもらえるのはとてもありがたいと思いつつも、漫画編集の仕事も大好きだったので。生まれ育った大好きな村から出たくはないけど、海の向こうにもなんかキラキラしたものがありそう。どうしよう。というような気持ちでしょうか。
そんな葛藤の中、マジメな感じで昔の編集長に相談したところ「新しい世界を見ないとくたびれたおっさんになるぞ」と言われました(笑)。お世話になったボスからも「そういうときは考えたって仕方ないから、流されてみるもんだぞ」と。「まあ、そんなものかー」と気が楽になりました。なので、ふわっとしたゆるい感じでたどり着きました。
Q. アンカースターでの経験はいかがですか?
とてもおもしろいです!14年前、ファッション誌志望だったのに漫画編集部に導かれて「漫画の現場っておもしろい!」って驚いたときと同じような感動があります。
編集者時代は、漫画家さんやクリエイターに対して、どういう付き合い方をして、何をしたら、もっと、もっと、面白いものが生まれるか、ということと向き合う仕事だったように思います。アンカースターはその「もっと」をビジネスや会社、事業に対して考えようとしているので、いままでやってきた編集の仕事とも共通点があり、とにかく面白いです。そして日々新しい発見と感動があります。意外と流されて来てみるもんだな、と思っています。
Q. 最後に、今村さんの人生のハイライトを教えてください。
旅先で自転車に乗っているとき、でしょうか。知らない街を自転車で走っているだけでとにかくワクワクします。国内でも、海外でも。疾走感が大事なエッセンスなので、下り坂だと尚良しです。そして仲間たちと一緒に走ってるということが大事で、一人だとたぶんダメです。寂しくなっちゃうから(笑)
おそらく原体験にあるのは子供時代の夏休み。友達と自転車でプチ遠出するのってすごく非日常で冒険だった気がします。あのワクワクにずっと感動できる人間でありたいです。
さらなる疾走感を求めて旅先で借りた原付バイクも最高だったのですが、転んで擦りむいたときが結構痛かったので、自転車くらいがちょうどいいんだと思います。
3人目:金森琥珀/ Kohaku Kanamori
豊田章男氏の母校としても知られる米・バブソン大学経営学部でアントレプレナーシップを学ぶ現役の大学4年生。NASAを超える宇宙開発機関を作るという夢を叶えるべく15歳で渡米し、現在は大学で学ぶ傍ら、アントレプレナーシップを通じて楽しい学びを届ける活動に精を入れ、新しい教育のあり方を日々追求している。夏の間、アンカースターでインターン中。
Q. 現役の大学生と聞きましたが、どんなことをしているか教えてください。
アメリカのボストン郊外にあるバブソン大学の経営学部で、アントレプレナーシップを専攻しています。バブソン大学の経営学部は、この学問においては26年連続全米1位を継続していて、最先端の環境でアントレプレナーシップを身につけています。
また、大学での経験を活かして、自分で新しい教育のあり方について研究したり、楽しい学びを広めるための活動をしています。具体的には、富山県の高校や大学、コミュニティなどでアントレプレナーシップを身につける授業の企画と講師をしたり、教育関係者の相談に乗ったりしています。
Q. アントレプレナーシップってなんですか?
今は学び途中なので、現段階での僕自身の定義になりますが、「自分なりの考え方と行動をアップデートし続けながら、追求していくライフスタイル」です。
実は日本ではまだ馴染みが無くて、起業ノウハウを学ぶと思われたり、大学で「起業家精神論」などと呼ばれて、まるで起業家しか持っていない精神を学ぶかのような、ハードルが高いものだと思われていることが多いです。でも、実はそんなことはありません。
本来は、精神哲学や考え方、もはやライフスタイル、みたいなものについて学びます。いつでも、誰でも、どこでも使える、今の不確定な時代の中で生きていくために必要な、自分なりの考え方・行動を追求するにはどうしたらいいか、を考えていくんです。
この本当の意味でのアントレプレナーシップがまだ日本には定着していないので、帰国した際にはそれを広める活動をしています。
Q. 自分が学んできたことを、教える理由は?
元々、小学生の頃にロボット作りを学んでいて、国際的ロボット競技では東京1位になりました。それがきっかけで、ロボットづくりやプログラミングを中学生に教える先生をやらせてもらえる機会がありました。そこで、教えることで自分も成長できる楽しさに気が付き、教育に興味をもつようになりました。
あとは、元々NASA(のような宇宙開発機関)を作りたいという大きな夢があって、そのためには世界レベルの教育を受ける必要がある、と思い、高校から渡米しアメリカで教育を受けたんです。そこで僕が受けた教育はとてもおもしろくて、学びが楽しくてしかたなかった。
でも、帰国して日本の友達と話すと、みんな学校に通っているだけで学びがつまらないというんです。そのような色々なきっかけがあって、どうやったら楽しく学べるか、教育をアップデートできるか、について考えるようになりました。
Q. なぜアンカースターでインターンをしてみたいと思ったんですか?
アンカースターが掲げているEnvision More(もっと想像する)という会社の理念に惹かれたからです。僕は、幼い頃はNASAのような宇宙開発機関を作りたいという大きな夢を持っていて、今は教育革命を起こして楽しい世の中を創るという新しい夢も持っています。アンカースターもそれと同じように、日本の社会を良くしたいという大きな理念を持って、そのために、Envision More(もっと想像)しながら、日本の社会を作っている大企業様のお手伝いをしているのを見て、自分も海外で教育を受けている身として少しお手伝いできるのではないかと思ったからです。
Q. 最後に、琥珀さんの人生のハイライトを教えてください。
さっきも少し話しましたが、初めてロボットづくりをして、人に教えたときでしょうか。
当時を振り返ってみると、最先端でありながらも、本質的な学びの姿を体現していたんだなと実感しています。年齢やバックグランド関係なく、全員が生徒であり先生として、好奇心と興味に身を任せ、楽しみながら育み合うことこそが学びの根本だと気づきました。また、ひとりひとりの「自分の学びの世界」と、その外にある「世界」をリンクさせてあげるのが、学校などといった育み合う場所の役目であると考えています。そんな世の中をenvision(想像)からachieve(達成)するには、アントレプレナーシップのような自分なりの考え方と行動軸を持った人を増やしていきたいと思います。
おわりに
3人とも、とても面白いキャリアの持ち主で、大変個性的なメンバーが集まってきてくれたと思います。これからこのメンバーと一緒に起こしていく様々なワクワクを、引き続きみなさんにご紹介していけたら何よりです。これからもぜひ、見守っていただけたら幸いです!